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明日から、当教室は3連休です (^_^)v 。 あっ、いや、生徒に会えないのは何より寂しいです。ハイ。(ブログは書いちゃうんでしょうけど…)。
秋の夜長はやはり読書に最適。思索にふける、そんな雰囲気があるように感じます。そして、そういうタイミングで読むのに向いている一冊が本書だという気がします。
著者のジュンパ・ラヒリはイギリス生まれだそうですが、インド系のアメリカ人作家です。デビュー作でいきなり ピューリッツァー賞 はじめ、多くを受賞してしまうなど、並外れた才能に恵まれ、新人といいながらすでに名声を博していますね。
本書には9つの短編が収められていますが、実際に読んでみても、日常の風景の中での、ちょっとしたできごとが、ごく普通の人々に与えるさまざまな感情を、表現力豊かに描きます。
ただし、決して華美でなく、みずみずしいというのともちょっと違って、大物作家の風格さえ感じるような作品ばかりです。 すべての作品がインドに関連しており、その内の6、7つはアメリカが舞台です。
どの作品も、失われつつある家族の絆や、異文化とのふれあいなどが描かれています。希望と失望、憂鬱だったり、喪失感や不安だったり、愛情や友情などなど…。 筆者の独特なバックグラウンドが、国籍を超えて、人間の心の機微をとらえ、そうした作品をつむぎ出しているかのようです。
特に印象的な、『停電の夜に』では、たまたま工事で停電になってしまった夜に、心が通わなくなっていた夫婦が、暗闇の中で、ひとつずつ、自分の気持ちを告白していくという異様な緊迫感に惹きつけられます。
読む人によって本書の中のどれを好むか違うと思いますし、地味なストーリーですから、合わない人もいるでしょうね。個人的には、こういう季節にゆっくり読みたい一冊で、ついでにインドのことまで勉強できてしまう、お薦めの一冊です。
9つのうち、『停電の夜に』 『病気の通訳』 『三度目で最後の大物』が特に気に入りました。
P.S. 同時に、インドの無茶な開発の現状を告発した 『誇りと抵抗(アルンダティ・ロイ著)』 も、衝撃的でしたので、記事を参考にしていただければ、幸いです。こちらの著者も、ブッカー賞受賞の大物です。
http://tokkun.net/jump.htm
P.S. おっ〜と、忘れるとこだった。危ない、危ない。先生たちはお休みでも、残念ながら、受験生に休みはありません! 諸君はインドの歴史を復習!この前、“なんで、インド人は英語が話せるの” と聞いてきた生徒がいた(>_<) 。 頼むよホントに。
genio先生のインド歴史まとめ表→ 『入試に出る!時事ネタ日記 (インドの歴史)』
『停電の夜に』ジュンパ・ラヒリ
新潮社:327P:620円
■■ 停電 ■■
受験生には大迷惑でも、夫婦には良いかもしれませんよ、停電…。 あっ、いやいや、やっぱり考えただけで恐ろしいので…、寝たふりですかね(笑)。賛同いただける方多いと思いますが…(笑)。できましたら、応援のクリック、お願い申し上げます。
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