★gooブログ【本を読もう!!VIVA読書】のミラーサイトです★
■■■TB・コメントはgooブログの方へいただけると大変うれしいです■■■

2006年11月30日

『地下経済-この国を動かしている本当のカネの流れ』 宮崎学


地下経済 宮崎学.jpg



いわゆる、裏社会と呼ばれる世界、存在していることは間違いないのですが、それがどの程度、表の社会に食い込んでいるのか、あるいは、それによってどれほど、現実の経済や政治に影響を与えているのでしょう。

少なくとも、私のような塾講師という仕事には、表面上、まったくその影響はありませんが、『東京アンダーワールド(ロバートホワイティング)』、などを読みますと、例えば、不動産などでつながっていても不思議ではないという気がします。


著者は、グリコ森永事件で キツネ目の男ではないかと疑われた宮崎学氏です。あの時は話題になりましたが、それ以降、時おり、マスコミに登場する程度でしたね。ところが、最近になって、ラスプーチン、『国家の罠』 などを書いた、あの佐藤優氏との関係で著作まで出しており(近々、UPします)、興味を持って本書を読みました。

佐藤氏は、日本の政界、官界の権力構造などを知っているだけでなく、ロシアの裏の裏まで知り尽くしている印象です。


読んでみますと、本書は、高校生にも充分読めるわかりやすい内容です。ただし、地下経済を高校生に教えるというのも変な話しですし、夢を抱く若者には、積極的に薦められる本だとは思いませんが…。


おもしろくて、どんどん読めるのですが、論理的に説明しているのではなく、やや乱暴で、断定調で書かれていますので、全部を真に受けてもらっては困るかなと…(大人の世の中、すべてが腐敗していると思ってしまう)。

まったく知らなかったのですが、宮崎氏はヤクザの組長の息子として生まれ、裏の世界にも詳しく、自分自身がわいろを渡した政治家や、起こした事件などについても、警察や検察の動きを紹介しています。鈴木宗男氏や自身の逮捕を、国策捜査だと指摘した佐藤氏とこのあたりは共通した認識があるのでしょう。


学生運動や裏の活動で警察ににらまれたりした経験から、この日本の置かれた、地下経済が支配するという状況を憂い、読者にも被害者シンドロームに陥ることなく、なんだったら加害者になるくらいの意気込みで生きて抜いて欲しいそうです(笑)。

そんなぁ〜。これでは身も蓋もありません。 


おや?と思ったのは、中坊公平氏に対する指摘です。

中坊氏は住専回収機構の社長に就任した瞬間、それまでの「国民の側」から「国家の側」に寝返ったというわけです。その理屈がいまだにわかりません。国民の税金を取り返そうとしている、正義感に燃えるヒーローだと思っておりましたから。


本書を書いた時点では、あの中坊氏を批判するのは、タブーといっても良いくらい、中坊氏は(神格化といえば大げさですが) 庶民、または正義の味方だと思われていたはずです。NHKでも特番が組まれたり、民主党の党首候補にしようという動きまであったと記憶しています。


ところが宮崎氏は 「わたしに中坊批判をやめさせるのは、フセインに写経をさせるより難しいのだ」 とまで、憎悪むき出しで書いています。本書を読んでも詳しい事情はわかりませんでしたが、中坊氏は、しばらく前、検察の取調べを受けて弁護士を辞めましたよね。いつか真相は明らかになるのでしょうか。


こんな調子で歯切れがよく読みやすくておもしろいのですが、ではどういう社会が良いのか、そこが描かれていないのが悔やまれます。





http://tokkun.net/jump.htm 【当教室HPへ】




■■ ランキング  
■■

最後まで、お読みいただきありがとうございます。少しでも参考になりましたら、応援のクリックをよろしくお願いします。

  人気blogランキングへ    にほんブログ村 本ブログ  



『地下経済-この国を動かしている本当のカネの流れ』 宮崎学
青春出版社:199P:700円



P.S. 当教室(中川校) の生徒諸君、ご父母のみなさま、また、ご心配頂いた方々へ。

昨日、
伊藤先生と一緒に、Pochi 先生の見舞いに行ってまいりました。数年前に私が入院したのと同じ、かつての国立病院でした。(私も、Pochi先生も世田谷区在住です) みなさまにご迷惑、ご心配をおかけしたことを心から悔やみ、大変恐縮しておりました。現在は、大変元気で、早く復帰したいという様子でした。容態に心配がなくなったので、看護師さんや、先生のお子さんもあまり相手にしてくれないそうです(笑)。ただし、検査に時間がかかるとのことで、復帰の時期はまだ決まっておりません。その間、またご迷惑をおかけすることになるかと思いますが、最善を尽くしますので、なにとぞ、ご理解を賜りますよう、謹んでお願い申し上げます。

また、本来ならば、コメントなどを入れていただいたブロガーのみなさんの方へ出向いてお礼を申し上げたいのですが、なかなかそれができずにおります。多くの方から、VIVA、Pochi ガンバレと励ましのメールまで頂戴しておりますのに、本当に申し訳ございません。お許し下さい。

このブログは
■■ gooブログ 
本を読もう!!VIVA読書!の写しです ■■

posted by VIVA at 13:23| Comment(0) | TrackBack(3) | 日記
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※半角英数字のみのコメントは書き込みができないようになっています。

この記事へのTrackBack URL
http://www.hontsuna.com/tb/1804332
※半角英数字のみのトラックバックは受信されないようになっています。

【中国】怪獣か古代生物か?謎の生き物が河の魚を食う(2)―福建省三明市
Excerpt: <h2><strong>怪獣</strong>か古代生物か?謎の生き物が河の魚を食う(2)―<strong>福建省</strong>三明市</h2><u>ある日漁師の網に引っかかった謎の生物により、船が1kmも流されるという不可思議な出来事があった</u>。これまで単なるうわさに過ぎなかったものが、急に現実味を帯びてきた。いよいよ自治体が動き、謎の生物を突き止めるための特別部隊が編成される。 =============================
Weblog: きーわーど・えくすぷれす
Tracked: 2006-12-01 23:18

googleでハーバード大図書館の古い蔵書見れる
Excerpt: google book search を利用して、アメリカのハーバード大学、スタンフォード大学、ミシガン大学の大学図書館、ニューヨーク市立図書館の蔵書の中で、著作権が切れた学術書や古い文献を見れます。
Weblog: おしえて!Google@使用法
Tracked: 2007-01-13 15:33

「死」のタブー
Excerpt:  生き物にとって最大のタブーは「死」である。そして、人間もいつかは死ぬ。 良い死に方、悪い死に方、名誉ある死や、恥ずべき死、天寿を全うした死、未成年の死、自然死、急死、尼僧の死、俗人の死、帝王の死、平
Weblog: 中国からみた中国と日本の違い
Tracked: 2007-02-18 10:07