
中学受験生の皆さん、ひと段落ですか。それとも、まだ少し続きますか。最後の最後です。頑張っていきましょう!
さて、以前、伊藤先生に、『算数ベストチェック』 を解説してもらいました。こちらもなかなか評判の良いテキストのようです。
今回はK先生に解説をお願いしました。
以下がK先生の解説です。
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代々木教室で国語と社会を教えておりますKです。
今回は中学受験を念頭においた独習用の参考書を紹介しようと思い、あらためて生徒の皆さんが一人でそれを手に取った場面を想像してみました。
「解答が一つに定まらないものだから苦手」、「どうして間違えてしまったかよく分からない」といったことは、国語の問題についてしばしば言われるところです。
しかしながら、評論なり小説なりに対し、何かしら独自の見解を示さなくてはならないというのであれば、多様な思考の可能性、それを言語化するための様々な方法など、悩みは尽きないかもしれませんが、入学試験をはじめとして、問題として与えられる「国語」は、解答の正否を定めるための明確な判断基準が定められることを前提に設問が作られているはずです。
出題者の誘導が見え隠れする選択問題、空所補充問題はその最たる例だといえるでしょう。 したがって独習用の参考書に望むべくは、設問に何らかの解答を与えるだけでなく、その前提となった判断の基準を示すことではないでしょうか。
なぜそのように考えるのかがきちんと示されていなければ、たまたま答えが出せたとしても、その先に控える試験に対応するための学力の向上という点では意味がありません。
塾教員の存在意義とは、まさしく一緒にテキストを読み、解答にいたる道筋を生徒のみなさんと徹底的に議論できるという点にある訳ですが、独習用参考書を用いて一人で勉強するとなると、まず解説がどこまできちんと論拠を示せているか、そして生徒の皆さんがそれを理解できるかが重要になってきます。
突然大人のものの考え方で正解を出されても、戸惑うばかりで得るところは少ないでしょう。 こうしたことを考慮した上でここで紹介した参考書は、設問の形式で必要とされている考え方を追うこと、解答の正否だけでなく、解答する上で判断の規準となる文章の構造や論理展開に目を向けるようにしてくれることが期待できます。
テキスト前半が漢字や慣用句といった知識事項の学習に費やされているため、問題数が少ないのが玉にきずですが、章の始めにある導入ページはそこで学ぶべき事項が良く整理されており、学習に向かう前の心づもりを得られるのではないかと思います。
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K先生のテキスト解説、授業は実に厳格かつ的を射ています。
受験生諸君、参考にして下さいね!
http://tokkun.net/jump.htm
(当教室HPへ)
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『国語ベストチェック—中学受験用』日能研教務部編
日能研:147P:1050円
