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2007年05月17日

『喜知次』 乙川 優三郎 ・ 『神様がくれた涙』 飯島夏樹

  

喜知次.jpg

『喜知次』 乙川 優三郎


今回の小説シリーズの最後は、泣ける本2冊になりました。

まずは 『生きる』 で直木賞を受賞している乙川優三郎氏の感動作です。少年から、一人前の武士へと成長する姿が描かれている、友情、恋物語です。藤沢周平氏の名作 『蝉しぐれ』 のようなイメージでしょうか。


福原先生の紹介です。



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身分の違いを超えた友情で結ばれている3人の少年。そのうちの一人は藩の権力闘争の渦に巻き込まれ、地元を追放されてしまいます。それを2人が見送る場面には、いい年して思わずホロっとしてしまいました。

タイトルの「喜知次」は主人公が義妹につけたあだ名です。少年から大人になるにつれ、主人公が義妹に抱く感情も徐々に変化していきますが、2人は結局結ばれることなく...。

友情っていいな、恋愛って中々うまくいかないな、そして青春って素晴らしいな、と素直に感動できた一冊です。

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『神様がくれた涙』 飯島夏樹 


こちらは、世界的なプロサーファーでありながら、38歳という若さで、ガンに倒れた飯島夏樹氏の著作です。今では珍しくなくなった闘病記ですが、やはり時として読むのがつらいと感じることがあります。

特に筆者が既に故人となっている場合などは、なんとも言えぬやるせなさを感じてしまうこともあります。自分の人生に置き換えて、よしがんばるぞ!と生きる意味を確認できたら良いですね。本書は小説の形になっています。ベストセラーになりましたから、ご存知の方も多いでしょう。

Pochi先生の紹介です。


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以前メルマガで紹介させていただきました故飯島夏樹氏の処女作 『天国で君に逢えたら』 がこの夏休みに映画化されます。この『天国で君に逢えたら』の続編が本書です。

前作同様、がんセンターの医師や、小児ガンに侵された少女らが、それぞれの持ち味を存分に発揮して、ガン患者やその家族たちに接していきます。

本作の主人公は、元ヨット金メダリストなのですが、数年前に胃ガンで亡くなった夏樹さんの恩師がモデルだといいます。それだけに著者のこの作品に対する思いは特別なものであったのだろうと思います。

著者自身の闘病生活を綴った 『ガンに生かされて』 とあわせて読まれれば、必ず生きることについて新しい意識が生まれるはずです。


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いかがでしょう。これで今回のメルマガの小説紹介シリーズは終わりです。一冊でも気になる本があればうれしいのですが…。記事が参考になりましたら、応援のクリックをしていただけるとありがたいです。
  
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喜知次

講談社

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神様がくれた涙

新潮社

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posted by VIVA at 00:44| Comment(0) | 日記
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